会社員時代に収めた私の自撮りコレクションを生活費の為に販売することにした。 この時、私は個人事業主の軽バンドライバーではなく、ごく普通の会社員だった。 会社員時代はよく新●の街を一人で飲み歩いていた。 同僚ともたまに飲んだが、私を小馬鹿にする人間が多く私は一人を好んでいた。 飲み屋を出て、深夜の街を歩き回っていると必ずと言っていいほど、ふらつく娘を見かける。 この日も何人もふらつく娘を見かけたが、周囲の状況や娘の状態を観察していた。 パチンコ店と風俗店の間にある小道で、ふらふらと歩く清楚な服装をした一人の娘を目撃して後を尾行することにした。 歳は20代半ばから後半くらいだろうか。 私には決して似合わない美しいロングスカート、そのスカートから立体的に見える尻は私を一瞬で虜にした。 あの尻を長いスカートの上から鷲掴みにしてやりたい。 心の底から出た私の欲望だった。 千鳥足で歩く娘を背後から見ていると、状態は酷く時より転びそうになるほどで、後ろから来るタクシーにぶつかりそうになっていた。 日本一の歓楽街、タクシーの運転手は容赦などない。 連休の中日だったこともあり、深夜の人気は割と少なく声をかけること決めた。 「ふらついているが大丈夫か」 と声をかけるも返答はなかったが無視されているという雰囲気でもない。 「危ない」と言いながら、少し強引に肩を引き寄せると清楚な娘は私にもたれかかってきた。 予想を遥かに越えるほど簡単だった。 この娘の容姿が余りにも美しかったからのか、私の心中は「失敗」という二文字が常にあり、臆病になっていたがその不安は一瞬で解消されることとなった。 その後は誘導するように歩くも嫌がる素振りはなく、そのままネットカフェへ連れ込んだ。 受付の男性店員は似合わない二人が来店し、一体どう思っているのだろうか。 田舎の店ならば、大騒ぎにでもなるのだろうがここは日本随一の歓楽街。 […]