私への同情なのか、私の動画を購入して下さる方々がいる。 正業の時給と比較しては元も子もない話だが、皆さんには大いに感謝している。 この日の夜、皆さんのお陰様で久々に大好物のカレーチェーン店へ行くことが出来た。 会社員時代はよく通った店だ。 今となっては高くて食べることができない。 コンビニの弁当でさえ高いと感じてしまうほど金がない。 念願だった海の幸が沢山入ったカレーを食べた私は上機嫌だった。 腹ごしらえをし夜の街の徘徊へ向かった。 前日は逃げられてしまい、この日も諦める気持ちが強かった。 潰れている若者が多い穴場は熟知しているが、正に夜釣りのような賭け事でもある。 しかし、この夜は思いがけない場所で、驚くべき別嬪を発見したのだ。 この時の私はまだ、その後に起こる事故を知る由もない。 その場所は若者が集う地域ではなく、偶然にもカレー屋の帰りに通りかかった場所だった。 近くに飲食店は数多くあり、千鳥足の娘を見かけることはあったが、酩酊状態の娘が集う地域ではなかった。 公園とまでは言えないが、広場の一角にある冷たく固い石の椅子に倒れている様子の女が視界に入った。 近づいてみると、若い女で色気の塊だった。 肌色のダウンジャケットに、肌色のひらひらとしたミニスカートに黒いロングブーツ。 マスク越しに見える寝顔は美しく、長い黒髪、歳は二十代後半から三十代前半に見えた。 ミニスカートから覗く足は、薄いストッキングが破れてしまいそうな程に肉付きが良かった。 その足を見た時、好物のカレーで腹一杯だった腹が再び減った。 声をかけ、揺すってみたが起きない。 この娘は頂けると思った。 […]